テドロス事務局長とWHOの機能の低下

アメリカはWHOへの拠出金を止めると表明しておりますが、止めた場合にWHOによる様々な特に今のコロナへの対応がとどまってしまうことになります。しかし、それをしないことにはテドロス事務局長の葛藤にくさびを打ち込むことはできないという理由からでしょう。

テドロス事務局長の葛藤とは中国との関係性です。中国寄りに”しないといけない”理由があるのであればテドロス事務局長は事務局長として適任ではないことになります。それなのにこの人を事務局長にいまだにしていることにWHOの機能低下としてしか見ることができません。

 

つまり、私が思うにはWHOの機能の低下とは拠出金が減ることによる活動の低下ではなく、WHOの存在そのものの機能の低下です。本当にするかどうかは別としてテドロス事務局長の辞任いかんという条件を拠出金に合わせたのは今回は妥当かなと思いました。