ロシアとサウジアラビアの心理的要素

分かっていてもできない、やらないということが往々にしてあります。石油もそうです。サウジアラビアとロシアは協調して日量970万バレルの減産で合意したようですが、時すでに遅しで、世界の石油需要は2000万~3000万バレル減ることには対応できていません。

 

そういうことがロシアでもサウジアラビアでも分かっていたはず。でもできない。アメリカは一人勝ちしようとするのを止めるにはそうするしかない。アメリカに危機を分かち合わないことには、となると、心理的にどうしてもそうなってしまいます。

 

こういう場合はサウジアラビアでもロシアでも悔いるのでしょうか?悔いるとしたら何に悔いるのか。心理的には間違っていないのに結果的に間違ったということに悔いるのでしょうか。それとも悔いることもなくお互いを憎しみあるのでしょうか。