殺人出産とまではいかないまでも生んで殺すというグレーな世界

広島市理学療法士の女性の妊娠で降格は違法と新聞の一面に載っており、最高裁初判断とのことです。

妊娠で降格は違法 最高裁初判断 明確な承諾必要(平成24年10月24日産経新聞

妊娠を理由に降格されたのは男女雇用機会均等法に反するとして、広島市の病院に勤めていた理学療法士の女性が病院側に約170万円の損害賠償などを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は23日、「妊娠中の軽い業務への転換を契機とする降格措置は、女性が自由意思に基づき承諾しているか、業務上の必要性など特段の事情がある場合以外は、原則として違法で無効」との初判断を示した。
 

この最高裁判断が出されたのは今の女性を取り巻く社会情勢が濃厚に表れた結果ではないでしょうか。また、裁判長も女性ということもあって、内心手を加えたというところもあったかもしれません。ハラスメントという言葉はいつの間にか浸透して、マタニティにまで及んでいる昨今、この理学療法士と病院だけの問題に収まらず、社会的に注目した裁判となったと思います。

現に7月に設立したマタハラの被害女性による「マタニティハラスメント対策ネットワーク(マタハラNet)というのがあり、勉強会を開いたりと、また、働く女性を支援するNGO「ワーキング・ウィメンズ・ネットワーク」というのもあるようですから。

それとは別に新聞の文化面に村田沙耶香さんの小説「殺人出産」というのが紹介されていました。内容は10人産めば1人殺してもいいというという殺人出産制度が導入された架空の世界を小説にしたものと驚愕の内容のようですが、今の社会は産んで殺すという、しかも、制度はなくグレーな世界のように思えてしまいました。

「殺す」というのは文字通り殺すのではなく、いろいろな行動を圧殺するというか、そんな感じです。産んだらマタハラにあった、なんてのはその最たるものかもしれません。

では、松島みどりさんのうちわ問題は一体何だったんでしょう?ネットでオークションでたたかれたり、「先生、バナナはオヤツに入るんですか?」のくだりは笑ってしまいましたが、女性の推進とは全く関係ないところで問題になって国政を停滞させたくなくて辞任されましたが、名前を忘れましたけど、よく聞く言葉を借りれば、「何だかな~」って気が重くなりますね。

原告女性は裁判には勝ちましたが、その後、どうなるのでしょう?同じところで働くのでしょうか?だとしたらいづらいですね。勝てたはよくても、その後はまた問題が抱えていることでしょう。難しいところですが。