マティス国防長官の辞任表明とトランプ大統領

トランプ大統領はシリアからの突然の米軍撤収の発表後にツイッターで「何の見返りもないのに中東の警察官でありたいだろうか」と書いたそうです。それに対して辞任を表明したマティス国防長官は「米軍は世界の警察官になるべきではないが、持てる力全てを使って同盟国を率いなくてはならない」と批判したそうです。さもありなんです。

 

オバマさんの時代に世界の警察から離脱したわけですが、そこからトランプさんに至っては同盟国に対する関係が取引に移った。そこに我慢の限界が見え隠れします。逆に言えばトランプさんの取引というのが高尚な交渉手段というよりも稚拙な関係性という面に見えてしまってイメージの劣化を見てしまう。

 

それはそうでしょう。取引が過ぎる面が多い。それが同盟国に対してもそうなのであれば同盟国は信頼できない。同盟国にそれを強いるというのは強者の論理であり、取引でさえないことをトランプさんは知るべきでしょう。

 

孤立のゆくすえに何が待っているのでしょう。