高額紙幣の減少に思う思惑

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高額紙幣の需要に明暗ということで1万円札が2020年度は初めて10憶枚を下回る見通しだとのことです。その理由がキャッシュレスだけでなく人手不足も影響しているそうです。

 

何だろう?なぜかこの記事を見て否定的な書き方をしているように見えました。「明暗」と書かれているので良い面と悪い面を併せ持ってはいるのですが、人手不足という理由が否定的に取られたからでしょうか。

 

整理すると、政府はキャッシュレスを推し進めようとしている。それも現在の2割の比率を25年までには4割に引き上げる目標を掲げています。ということは必然的に紙幣が使われないようにしないとその目標は達成できないということになります。

 

政府はどう思っているか分かりませんが、日経新聞側としてはキャッシュレス化に伴う方法として高額紙幣の減少というよりも少額硬貨の減少から推し進めた方が良いということではなかろうか。

 

インドでは突然の高額紙幣廃止によって不満が続出して死亡者まで出ているという。高額紙幣の減少ということが起きたからそれが基で高額紙幣廃止なんてことには至らないだろうけど、懸念としてあることはあると。

 

それとは別に人手不足が影響しているというのは誤算だったということか。純粋にキャッシュレスによる影響で脱・現金という方法にもっていきたかったということか。いずれにしろ、キャッシュレスの波は少しずつ動いているということでしょう。