行動経済学のナッジを使用した取り組み

政府はレジ袋辞退を促す手法として、行動経済学のナッジを使用して、レジ袋が必要か否かを顧客が選べるようにカードで掲示し、その有料化以外の手法でレジ袋辞退率に与える影響を調べるそうです。

 

これは面白い取り組みだなと思いました。そのカードには海に漂うゴミの絵が貼ってあるそうなんですが、環境意識に訴える手法というわけですね。これで思い浮かんだのはタバコの箱の警告表示です。海外のタバコの箱には肺がんの方の肺などの写真を載せたものなどを使用していますが、これも行動経済学のナッジに当たるのでしょうか。

 

しかし、日本ではそのような写真はなく、警告表示だけです。警告表示の量は30%から50%には上がったそうなのですが。つまり、日本は経済優先、歳入優先ということなのでしょう。

 

これと同じでカジノのIR整備法も経済優先という考えと思います。政治家の賄賂問題と中国の乗っ取りが問題になったので取り止めの声が上がってはきましたが。経済優先もいいですが、本質だけはとらまえないでは頂きたいですね。