マイナンバーカードで医療費控除手続き簡素化になるも

医療費控除手続き簡素化 マイナンバー活用、21年分から(平成31年4月17日付日経新聞

政府は家族の医療費が一定額を超えた場合に税負担を軽くする医療費控除の手続きを全ての人を対象に自動化する。マイナンバーカードの活用による新しいシステムを作り、1年間の医療費を自動計算して税務署に通知する仕組みだ。2021年分の確定申告をメドに始める。確定申告の煩わしさを軽減する効果を実感できるようにして公的サービスの電子化を一段と加速する。

 マイナンバーカードの活用で医療費控除手続きが簡素化する。だからマイナンバーカードを利用しよう、ということです。いずれマイナンバーカードにしなければならない方向は止められないようですが。

 

ところでエストニアではこれと似通った個人番号カードがありほぼ全ての行政サービスが受けられるもので日本と違ってそれが成功しているようです。何が違うのでしょうか?

 

エストニアでは考え方自体が違うようで、監視ができるため権利者や富裕層の汚職や脱税が減るということです。なるほどそういう考え方ができるのは一つの利点で現に汚職や脱税が減っているそうです。

 

ただし、日本では個人情報漏洩がたびたび起こっています。他のブログでは個人情報漏洩に関して気にしすぎで保守的と書かれているものがありましたが、実際に起こっている状況で厚生労働省の不手際不正がたびたび取り上げられる中で信頼性がだだ落ちに気にかけないわけにはいきません。

 

年金の問題も統計の問題もそうです。管理をしっかりしてくれる信頼を失っているのに保守的も何も自己保身の問題です。それとは別にこれからはデータ社会がかなりの進度で訪れています。フェイスブックも個人情報漏洩の問題で全社をかけてそちらを守る方向に出たようです。欧米も個人情報保護規則を厳しくしています。

 

エストニアの利点は利点として考えるも欠点を考えないわけにはいかないでしょう。