完璧主義の人

完璧主義の人はしんどいだろうと思う。心身を疲弊させるものなのにそれにとらわれてしまう。何事も達成をしたときには自信に満ち溢れ、プライドを高めてくれるだろう。しかし、完璧主義においては達成というより、完璧であらねばならないという前提から減点主義になってしまう。

 

しかも、その「完璧」はその人にとっての「完璧」であって他人にとっては完璧でないかもしれない。言わば単なる主観でしかない。なのに完璧主義は完璧を求める。自分自身だけでなく他人に対しても求めるため、たちが悪い。

 

他人が完璧に出来なければそれを責めるわけですが、それはそれでひそかに優越感にひたる。ましてや自分をこえるものであれば脅かすものとして攻撃やら排除しようとする。それは何故かというとプライドが邪魔するからです。

 

ただ完璧にやりたいという気持ちは分かる。私にもその部分はある。一部において。しかし、それは自分の中のベストでしかない。他人に求めるものでもない。そのベストが他人にも評価され、してみたいと思われるようなものであれば別であるが。