1億総商人時代ではなく1億総転売時代に
「モノ」から「コト」消費へと移行したとばかり思っていましたが、これは考えを改めないといけないかもしれません。今はB to C(企業から消費者への取引)からC to C(消費者間取引)に重きが置かれるようになってきました。それを日経新聞では「1億総商人時代」と危機感を煽っています。
売ることを前提で買う。私はこの記事を読んだ時に転売ビジネスとどう違うのだ?と腑に落ちなかったのですが、悪質なのは中国人がiPhoneを高額で自国で転売するために日本まで来て買うというスタンスがありましたが、最近も中国人が転売目的で暴行事件まで行っています。これらとの違いで言えば、違法に高額ではなく適法な取引で売買するということでしょう。
ただこれを「商人」と言っていいものでしょうか。また所有から消費へと変貌したと持つより使うと書かれていますが、消費すらあまりしないし、消費しつくす前に売るのを消費と言っていいものでしょうか。何故なら時間や日数がたてば売値は下がる一方でしょうから。
つまり、1億総商人時代ではなく1億総転売時代とでもいいましょうか。