ウーバーテクノロジーズ上場による評価減

アメリカのライドシェア大手リフトの上場に続きウーバーテクノロジーズも上場に取り組みますが、リフトの上場による評価が上場後に下がったのと似通いウーバーも同じ局面に向かっています。何がいけないのか?

 

ウーバーで問題になっているのはウーバーの運転手は従業員か自営業者かという問題です。日本でも雇用か請負かで問題になり実態は雇用なのに労働法制で守る必要がなく、社会保険もいらずの請負ですます会社と同じ問題です。これがネックになっているようです。

 

そもそもウーバーを筆頭にこういうライドシェアの会社はそれを目論んで事業を立ち上げたのかもしれません。中国のライドシェアのディディチューシン、インドネシアの五ジェック、タイのグラブなどはどのようになっているのでしょうか。

 

日本では規制が厳しいため参入が本来的な意味での参入はまだですが、この垣根が崩された時にはこの問題が浮上するはずです。その時には日本でも同じような会社が雨後の筍のように出るかもしれません。私にはこの業界がディスラプター(創造的破壊)になるとともに新たな労働者泣かせになってしまうのではないかと危惧します。