難問の介護問題

介護人材が不足しているし、これからはもっと不足する。他の分野は外資系企業が乗り出して仕事が取られる憂き目にあっているのにこの分野はそういうのを寡聞にして知らない。その代わりに政府は様々な外国から介護人材を仕入れようとしています。質の問題もありますが、それでもまだまだ足りないようです。

 

賃金も低い。少し上げたようですが、それでも低い。外国人との競走もありますが、これのどこにインセンティブがあるというのか。外国人がくることによって賃金は下がるのだろうか?それを抜きにしても人員不足を補わないといけないためそんなことは言ってられない状況にあります。

 

政府は外国人労働者を介護に限らず増やすことを考えていますが、移民とどう違うのか?という問いに直面しています。それはカジノ法案の入出制限に不備があることと似通っています。不備など分かっていながら知らなかったというふりをするかのように。

 

さらに介護離職は年間10万人にのぼるといいます。介護人材が少ないし、賃金が少ないし、労働環境もよくないし、高齢化するも健康寿命と平均寿命にも乖離があるし。そして、段階世代の高齢化がくる。難問ですね。