ことさらに人生100年時代が利用されているようにしか見えない。

リンダグラットンさんが人生100年時代と問うてから以後、殊更に人生100年時代が利用されてきている気がしてなりません。政府は70歳雇用延長を検討とするとしているようですが、その裏に年金破綻が見え隠れしていてそれとこれとは違うと思います。年金不信はずっとあるにも関わらず諦め感が根付くようにしむける詐欺的手法にもとらわれてしまう。

 

人生100年時代とはいえ高齢者は高齢化に伴い能力が劣ってくるのは誰もが分かることです。いや私はまだまだ頑張れるぞと思うのと交通事故が多発するのを考えると運転運転においても明らかに劣ってきているのは目に見えていることですから。

 

本来的に言えば、人生100年時代を迎え、誰もが長く働ける社会になりそれを構築するのは是として、年金は年金として年齢に達したと同時に払っていくのが正しい。それが年金管理のずさんさが不信につながり、年金財源が底をつくからという理由で払うことがどんどんと不可能に近づくにつれ、その不始末を人生100年時代に利用されるようになってしまった。政府としては良い時に良い論を取り上げてくれたとほくそ笑んでいるのでしょうけど。

 

年金もこれからは自分たちでまかなわなければならないという思いを抱かせるためか確定拠出年金の個人型イデコが多く利用されるようになってきたとのこと。もう当てにされてもいませんね。