歯舞群島と色丹島の引き渡し如何

ロシアのプーチン大統領歯舞群島色丹島の2島の引き渡しは既定路線ではないと突き放し、引き渡したとしても主権がどちらになるのか書かれていないと述べたそうです。よくアメリカで聞かれる説明書にこれこれが書いていないという論法と同じやつでしょうか?

 

日本人の感覚でいえば引き渡すというのは主権があるから引き渡すということだったのでそこまで書いてなかったのでは?という思いにかられますが、どうだったのでしょう。

 

そもそもなぜロシアは急にこの話しを持ち出してきたのか。一つには日本との経済効果向上を目指していることはあるでしょう。昔の裕福な日本人はロシアで買い物をするってことを自慢していたと新聞に書いてありましたが、今ではとんと見ないということらしくそれどころかかなり低迷しているとのことですから。

 

それよりも歯舞群島色丹島も島の大きさでみれば国後島択捉島の2頭よりもとても小さい島です。この2島さえも返還に応じず、実効支配を続ける。それとは一転して日本側から見てみると、今のこの北方4島ではロシア人が実行支配し、犯罪が横行し、もうこうなってしまった島をたとえ返還してもらっても正常に戻せるのでしょうか?

 

もし返還してもらったのであれば米軍基地にしてもらって管理してもらった方が良いでしょうけど、それをロシアは警戒するでしょう。

 

苦しさにあえぐ人々の狭間で国家レベルでの動きに注視はしたいところですが。