海賊版サイトと没入する時代の背景

ネット上で漫画やアニメ動画を無料で閲覧させる「海賊版サイト」の問題で「通信の秘密」や「表現の自由」を侵しかねないといったことがあげられ議論がとどまっています。私はふとこの問題は犯罪事件で被害者と加害者の関係に似ているような気がしました。

 

被害者のプライバシーは無きに等しいぐらいにあげつらいながら加害者の人権を守る。被害者だけでなく被害者遺族まで苦しみ続くのにも関わらず。加害者にも人権があるということで守らなければいけないのは分かるから言えなくなる。それと似ていないでしょうか?

 

海賊版サイトが出回ることによって漫画の売り上げが下がる。そうすると、漫画家の収入、出版社の収入は下がるし、真面目に漫画を購入している人たちに対して罪悪感のようなものまで出るかもしれません。ましてや海賊版サイトを利用している人たちにとっては真面目に漫画を購入して読んでいる人たちに対してあざ笑っているのではないかとも勘ぐってしまう。

 

それもこれもネットやスマホが進化しそれが当たり前の世代が現在の若者たち(いや今でいえば30代や40代でもそうか)のトレンドであるためそこについえる人たちと没入する人たちに負けたということか。