ことさらに人生100年時代が利用されているようにしか見えない。

リンダグラットンさんが人生100年時代と問うてから以後、殊更に人生100年時代が利用されてきている気がしてなりません。政府は70歳雇用延長を検討とするとしているようですが、その裏に年金破綻が見え隠れしていてそれとこれとは違うと思います。年金不信はずっとあるにも関わらず諦め感が根付くようにしむける詐欺的手法にもとらわれてしまう。

 

人生100年時代とはいえ高齢者は高齢化に伴い能力が劣ってくるのは誰もが分かることです。いや私はまだまだ頑張れるぞと思うのと交通事故が多発するのを考えると運転運転においても明らかに劣ってきているのは目に見えていることですから。

 

本来的に言えば、人生100年時代を迎え、誰もが長く働ける社会になりそれを構築するのは是として、年金は年金として年齢に達したと同時に払っていくのが正しい。それが年金管理のずさんさが不信につながり、年金財源が底をつくからという理由で払うことがどんどんと不可能に近づくにつれ、その不始末を人生100年時代に利用されるようになってしまった。政府としては良い時に良い論を取り上げてくれたとほくそ笑んでいるのでしょうけど。

 

年金もこれからは自分たちでまかなわなければならないという思いを抱かせるためか確定拠出年金の個人型イデコが多く利用されるようになってきたとのこと。もう当てにされてもいませんね。

佐川美術館に田中一村展を見に行きました。

佐川美術館に行ってきました。孤高の画家、田中一村(いっそん)の展覧会を見てきました。はじめは南画、迷いの時期を経て最後は奄美大島に魅了されてその奄美大島の自然や動物を描いた人ですが、最年少が7才の時に既に画号をもち、まさに神童と言えるほどの絵を描いています。

 

迷いの時期があるためかところどころ荒い絵だなと思うものもありましたが、絶筆というものもあり、魅せられるものが多かったです。後の方では自然の草木花と鳥が描かれるのですが、草木花の分量が多い→鳥が少しずつ入り→融合になります。

 

その前に琳派の絵を取り入れた余白を多く用いた屏風が描かれるのですが、転せんをへてはじめ草木花の分量が多くなります。そこから鳥が入ってきますが、鳥が小さかったり、下の方にかかれていたり、葉っぱに隠れていたりが気になります。まるで自信がなく隠れているかのように。

 

それが草木花の量が減って鳥が自己主張をはじめます。まるで自分に自信がついたかのように。そして、時々、鳥がくちばしをあけてる絵が出るのですが、それは何か訴えるかのようにうつります。

 

そして、最後の方は泰然自若とした鳥が出てくるにつれ何かを悟ったかのように画家もその域に達したということかもしれません。私にはそちらよりも自己主張をし出した方の絵が気に入りましたけど。

 

 

住民票の除票150年保存に対して

戸籍は2010年に80年保存から150年保存に法改正されたようです。住民票は抹消されてから5年保存ですが、これを戸籍と同じように150年保存に変えたら?という議論が出ています。所有者不明土地の解消に少しでも役立てばとの思いからでしょう。それを思うと変えるべきでしょうとひとまず思う。

 

しかし、150年となると今からでいうとちょうど明治維新まで遡る年月になります。戦後が70年としてその倍以上の年月でかなり長い。個人情報保護がけたたましい中、こちらも懸念しなければならない。

 

最近聞くようになった情報銀行もそれを念頭に置いているでしょう。世界でも個人情報保護規則(GDPR)も言われています。Facebookも問題になりましたね。個人情報というものに価値が高まるならそれがでまわるような仕組みに歯止めをかけなくて良いのか?

 

どちらを取るにしてもデメリットがあるのであれば結局は比較考慮して考えるしかないのか。諫早訴訟も似たようなものですか。

ことさらに人生100年時代が利用されているようにしか見えない。

リンダグラットンさんが人生100年時代と問うてから以後、殊更に人生100年時代が利用されてきている気がしてなりません。政府は70歳雇用延長を検討とするとしているようですが、その裏に年金破綻が見え隠れしていてそれとこれとは違うと思います。年金不信はずっとあるにも関わらず諦め感が根付くようにしむける詐欺的手法にもとらわれてしまう。

 

人生100年時代とはいえ高齢者は高齢化に伴い能力が劣ってくるのは誰もが分かることです。いや私はまだまだ頑張れるぞと思うのと交通事故が多発するのを考えると運転運転においても明らかに劣ってきているのは目に見えていることですから。

 

本来的に言えば、人生100年時代を迎え、誰もが長く働ける社会になりそれを構築するのは是として、年金は年金として年齢に達したと同時に払っていくのが正しい。それが年金管理のずさんさが不信につながり、年金財源が底をつくからという理由で払うことがどんどんと不可能に近づくにつれ、その不始末を人生100年時代に利用されるようになってしまった。政府としては良い時に良い論を取り上げてくれたとほくそ笑んでいるのでしょうけど。

 

年金もこれからは自分たちでまかなわなければならないという思いを抱かせるためか確定拠出年金の個人型イデコが多く利用されるようになってきたとのこと。もう当てにされてもいませんね。