副業・兼業の社会

政府は副業・兼業を推進するための環境整備、法規則、労働管理のルールを進めていくそうです。さらに細分化していく方向に向かうわけですね。

 

物が売れない時代になり、モノからコトへと経済は動く。また所有から共有へ、一つの物に固執する時代は終わったということです。何でもシェアする時代へと突入していきます。サブスクリプションもそうです。定額で支払うことでリースですらありません。トヨタがそれに参入したことで車という乗り物の価値観はガラリと変わるでしょう。

 

ウーバーテクノロジーズが世界各国で問題があるとはいえ、日本で白タク問題があるため参入規制問題があるとはいえ、シェアリングエコノミーはじわじわと押し寄せてきます。まだ身近には感じることはありませんが、私は鈍感な時世に乗っていない遅れている人になっていないか。

 

話しを戻しますが、副業・兼業も少し似たようなものかと思いました。一つの会社に所属するということの概念が変わるのかもしれません。良い面は多様な視点、経験を積めること。他の人とも交流ができ、それがまわりまわって今所属しているところにも効果を発揮する。

 

悪い面は意識が分散化されること。人間、そこまでマルチタスクにできるものなのだろうか?ということが疑問視されるし、どこかが主になる。主になるが集中は分散される。それ以前にそうでないといろいろな面で無理だという社会がある。

 

企業の存続年数はどんどんと下がる中で定年まで雇うことができないでいる。だから会社の理念とは別に存続することだ目的化してしまって不祥事や多種多様なハラスメント、はたまた非正規の増加へとつながる。

 

私たちはそういう社会にいる。いやそういう社会になる、なりつつある過渡期にあると言えばよいか。