児童福祉司の国家資格化による「質」の問題について

児童福祉司が国家資格化になるという記事が何日か前の新聞記事に書いてありましたが、それに反対する有識者がいます。

 

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これは児童福祉司の「質」か「量」かの問題であろうと思います。反対する人たちは児童相談所が慢性的な人手不足なのにさらに児童福祉司を国家資格化するということは児童福祉司になる人を増やすための規制になり児童福祉司になる人が減るだろうということです。

 

政府は児童福祉司の増員計画を前倒しすると緊急発表したようですが、これは国家資格化と矛盾するのではないでしょうか。しかし、根本的な問題は「量」で解決するのかというとそうではない気がします。だから、国家資格化ということで「質」の問題に着手する。人数を増やしたところで烏合の衆なのでは根本的な問題の解決にすらならずいたずらな時間と賃金が費やされるだけという考えもあります。

 

それよりもそもそもが私には児童福祉司だけの問題なのか?というのが疑問です。そこだけで解決するようなものでもないほどに病巣が深刻であるのかもしれません。