スタートトゥデイ社長の前澤友作さんに対する違和感

スタートトゥデイ社長の前澤友作さんが民間人として世界初の月周回旅行を契約したそうです。最近前澤さんは目立ちたがりなのかなと思うようになってきました。まるで高須クリニックの社長のように。

 

あのバスキアの絵を123億円で購入したこともそうです。確かに最近ではアートがビジネスにおいて、経営者において重要な要素であるという本をよく見かけるようになり、読んでも納得できることは多く感じてはいます。

 

しかし、それはそれで認めるもわざわざ購入してそれをさも私は”絵にまい進していますよ”というフリはどうも受け付けない気がしています。剛力彩芽さんとのSNSでのやり取りでもそうです。何か腑に落ちない。

 

はじめはこの人を知った時には何か違うものを持っている人なのかな?と思ったりもしたのですが、どうなのでしょうか?

貿易戦争は「取引」ではなく「脅迫」でしょう。

最近、トランプ大統領の貿易戦争行為は「取引」というよりただの「脅迫」でしかないと思うようになってきました。取引は専門なのかと思っていたのですが、そうではなくただの強者の論理なだけでアメリカファーストも何だか子供のわがままなような気がする。

 

トランプという言葉に反応して「ジョーカー」が頭にちらつく。フェイクという言葉が散見されるからかもしれませんが、いろいろなやり取りもきな臭い。保護主義という言葉に旧態依然の態勢を想像してしまいますが、どんどんと内の殻に閉じこもるような亀スタイルで世は開けるのだろうか?

 

いろいろな組織からの離脱、これは自由を手にした言葉にも聞こえるがアメリカの場合、逃げの一手のようにも見えてしまった。ファーストから孤立へと向かわないようにしてもらいたい。同盟国としては。同盟国?それすらもよく分からない。

障害者雇用の水増し、長時間労働、ハラスメントの問題。

障害者雇用の水増し問題は国の機関の8割が水増しをしていました。国が率先してやらなければならないことをやっていなかったのは民間企業への裏切りでありこんなことをやっているようでは障害者雇用の問題の解決はまだまだ遠いことを裏付けました。

 

それだけでなく今日の日経新聞厚生労働省は残業100時間超えが42人いるという記事を載せています。過労死につながりかねない長時間労働ですが、今問題となっているこの働き方改革も国がこのような状態ではまだまだ改善の日は遠いでしょう。

 

スポーツ界ではハラスメントの嵐となっていますが、少し前に麻生さんが「セクハラ罪はない」とコメントしたことで国はハラスメントの問題を解決する気はないのだなと思い知らされました。

 

スイス・ジュネーブで開かれていた国際労働機関(ILO)総会でハラスメントをなくす条約をつくる方針が決まったそうです。少し前に世界では#MeToo運動でハラスメントに対する動きが出てきていますが、日本では依然旧態以前のままかもしれません。

 

「隗より始めよ」とは言いますが、そんな言葉知らない、なんて「未曾有」の言葉で濁した御仁に言われたとしたらもう何も言えませんけどね。

人生100年時代の構築と生涯現役社会の腑に落ちない現状。

安倍首相は生涯現役社会の構築を目指しているというが、どうも腑に落ちない。高齢者が目指す社会とはそれで良いのだろうか?定年を延長する、雇用を延長する、年金支給を延長する。人生100年時代とはそのようなものを想定しているのだろうか?

 

私は高齢者には今まで培ってきた経験や知識をいかんなく発揮する年であってほしいと思っています。いわば自由への開放、創造への開放、人生の集約です。この3点がとても重要です。

 

定年を延長するということは拘束時間や期間が延びることを意味し、上に書いた3点からは遠のきます。ましてや再雇用などしようものなら給料も下がります。これは高齢者を落としてめていくだけでしょう。

 

よく会社終わればただの人なんてことが言われますけど、そんなのには私はなりたくないですよ。幻想です。会社だけに縛られてきた期間が長すぎて洗脳されているといっても良いです。

 

会社に心血を注ぐのは良いとしてもそれだけにのめり込みすぎて家庭もかえりみず、自分のこともかえりみず、最後に定年という言葉で捨てられるなんてひどすぎます。今の若い人の嫌なら辞めてすぐに転職してしまえば良いという考えは私には軽率に思えますが、会社におもねらず自分を構築し、必要あらば人生の集約に向けて変える必要があるというのであればそれも必要という感じがします。

 

今までは定年から寿命までが短くそれができなかった時代は仕方ないですが、これからはそれができる社会になるということなんだと私は思っています。それに向けて皆が向かうべきなのかなと。