同一労働同一賃金とは「格差」が問題

正社員と非正規社員の不合理な待遇を禁じる「同一労働同一賃金」制度が2020年4月から始まるわけですが、この「同一労働同一賃金」という考えがどうにもしっくりきません。単純にはたからみて「同一労働」であるからという視点はロボットなどにとってかわられるものでしかないからです。

 

そうではなくてこれは正社員と非正規社員の「格差」が問題なのであってその格差がどれだけ不合理でなく納得できるまで差を近づけられるかなのだと思います。だから「同一労働同一賃金」制度をしたとしても全く同じ賃金にすることはできないわけで本質を間違うと違う認識になってしまいます。

 

なぜそうなるかというと「責任」の度合いが異なるからです。結果だけを見るのであればそうだということになりますが、その一つ一つの仕事に対する責任に伴う意識は全く違う。非正規とは正社員よりも雇用の流動性がどうしても甚だしくなってしまうため仕方がない。

 

ただ雇用の流動性についてはどんどんと双方近づいてはいますけど。