イチローの舞台の幕引きを起点に次ぎの幕開けの時代

イチロー引退 異端の打法で安打量産(平成31年3月23日付日経新聞

平成史とほぼ重なる現役生活。この間、変化を恐れず、当初の振り子から打法を大きく転換させ、世界に挑んできた。「人より頑張る、というのではなく、自分の中のはかりを使い、自分の限界を見ながら、少しずつ(自分を)超えていった結果」と独自の技術を編み出した28年の現役生活。

 この言葉とても眼目があります。自分の中のはかりを使うために自分を見つめるための客観レベルを最大限にまで高める必要があることと自分の現在ある能力とともに自分の将来の可能性を秘めた能力も含め限界を見つめてそこに必要な努力を重ねる。そこにイチローが築き上げたものがあると感じます。

 

ちょっと勘違いしてたかもしれませんが、イチローはよく考えて物事を話す、だけではなくその考えたことを実際に実行し、その裏付けのものとに物事を話していたのかもしれません。そこに深さを感じます。

 

それにしてもこの平成が終わる前の直前に引退というのも何か印象的なものを感じました。まさか予期していたわけではないでしょうけど、イチローの舞台の幕引きを起点に次ぎはどんな幕開けが開けるのでしょうか。