共感力のない社会

最近読んだ荻原浩さんの小説『海馬の尻尾』に反社会性パーソナリティー障害のくだひがあり、その反社会性パーソナリティー障害の人は恐怖心が薄いことに加え、他人への共感力の欠如があると書かれていた。LGBTのカップルに税金を使うのは賛同が得られるのか?と雑誌に寄稿した自民党の杉田議員はもしかしてこの共感力の欠如がありはしないか?

 

自民党で認識を共有する必要はあるけれど、上からただ押さえ込むだけであれば問題解決には至らない。それが今の日本を取り巻く問題の根源であるからだ。納得できないなら自民党から抜けないといけないがそもそも自民党がそういうのも含めての考えなら自民党自体に賛同が得られるのか?杉田議員の言を借りる言い方をすればだが。

 

このLGBT差別の裏で何年にも渡って女性差別をしてきたのが東京医科大だろう。文部科学相前局長の息子を賄賂(とここでは書いておく)でもって得点加算で入学させていたことは裏切り中の裏切りであり、この世は差別のオンパレードだと思った。バーゲンであれば飛び付くご仁がいると思いきや群がるのは共感力のない肩書きのある方がたであろう。いや、忖度社会だから群がるのは下のものか。