非日常への憧れ

非日常を味わう。そういのが私は好きで映画館とか美術館とか行きます。喫茶店やカフェに行ってそこで本や新聞を読むのもそういう空気感を味わうというのがあります。どこかに出かけるというのはそういう利点があると思っています。スターバックスはそれを目指していたのではなかったのでしょうか?

 

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サードプレースという非日常からファーストプレースという日常へと普遍化されてきたと記事には書かれています。これはコモディティ化されてきたということなのでしょうか?

 

とかく最近は何もかもが日常化へと移行してきたという感じがします。アイドルだってそうでしょう。なかなか会えない遠い存在の人から身近に会えるというのがスタンスになってきたのはその表れです。それは会えるという高揚感を抱くのかもしれませんが、憧れ感の低下は否めません。

 

食べ物でもそうです。昔はなかなか買ってもらえなかったのが今ではいくらでも買ってもらえる世の中になりました。物が飽和状態になり、それが食傷気味になり、物への憧れはなくなり、所有という意識はどこかへ飛んで行ってしまいました。それがモノからコトへと言われる所以です。

 

だからこそ私は非日常に憧れを抱いてしまう。憧れは時として長い時間をかけて実るものかもしれませんし、長い時間をかけても実らないかもしれません。それが待てないという人が今の人でしょうから、私の思いなど分かりようもないでしょうけど。