朝日新聞が安倍首相と読売新聞を批判

朝日新聞がファクトチェック(2018年3月16日付)として安倍首相を批判しています。長いですが、引用します。

読売新聞の記事は「首相インタビュー」の見出しで報じられた。それによると、優先すべき改正項目を問われた首相は自身の案を紹介し、「私の世代が何をなし得るかと考えれば、自衛隊を合憲化することが使命ではないかと思う」と語った。さらに、「速やかに党の改正案を提出できるよう党内の検討を急がせたい」と述べ、自民党総裁の立場で語っている可能性がある。

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こうした中、立憲民主党山尾志桜里氏は今年2月の衆院予算委でインタビュー記事を取り上げ、「自衛隊を合憲(化)するのが使命だと言っていた。自衛隊の存在を書き込めば、自衛隊は合憲化されるというお考えか」と質問した。

 

これに対し、首相は「合憲化するということを私は申し上げたことはございません」と答えた。だが、首相は昨年5月8日の国会答弁で「自民党総裁としての考え方は、相当詳しく読売新聞に書いてある。ぜひ熟読して頂いてもいい」と述べており、その記事では「合憲化」を名言しているため、首相の国会答弁は誤りだと言える。ー

フェイクニュースの問題が世界で巻き起こったからファクトチェックなんて記事を朝日新聞は書いているのですね。慰安婦問題て謝罪した過去はどこ吹く風にも思いますが、面白いですね。

 

直接的、安倍首相を批判し、その記事を掲載した読売新聞を間接的に批判しています。自衛隊違憲であれば日本は自衛隊を持つことはできなくなりますが、自衛隊がいないとなればアメリカに守ってもらわないと隣国の脅威から逃れられないことになります。が、アメリカをどこまで信用できますか?

 

では自衛隊が合憲であれば名称は自衛ではあるものの実質軍隊を持っているようにも見えます。合憲だとの仮定なので軍隊ではないのですが、集団的自衛権の付与という過程からその方向にでも行くつもりか?と勘ぐられてもしかたない。

 

法律上の問題は私には分かりませんが、理想と現実の乖離はなかなか埋まりませんね。