ブラジルのコロナ軽視と強力な権力を持つ組織

ブラジルのボルソナロ大統領はコロナを軽視しているといいます。リーダーの素質云々の話しではなく人命というものを軽視しているのではないでしょうか。経済は大事ではありますが、人命ありきの経済であり、生きていればこそです。

 

ブラジルの人口減少は今世紀中頃ぐらいと試算されていてまだまだ大丈夫と思っておられるのかもしれませんが、住民流出、コロナでの感染や死者が続出した場合に目も当てられません。リーダーとしての取る道とはを考える余裕さえありませんか。

 

外出自粛令を推進してきたマンデッタ保健相を解任したボルソナロ大統領を支持する人もいるそうですが、自分がかかった時、身内、近隣者がかかった時、また職場で自分が行った場所で自分が感染者であった場合に感染を広がらせてしまった場合にどう思うのでしょうか?

 

日本には韓国や台湾、そしてアメリカの様な感染症対策のための権限や責任を託した司令塔がないと日経新聞には書かれていました。韓国や台湾は重症急性呼吸器症候群SARS)の時に教訓を得て今の体制に至り、今回、その対策が功を得ています。それは素直に称賛するべきです。

 

日本はそういった強力な権力を持つ組織がない。強力な権力を持つことが良いことかどうかは考えものですが、今回のコロナは教訓が多いです。

 

今することはもちろん、感染症を抑え、死亡者をなくし、日常を取り戻すことが先決ですが、それと同時に次ぎはそのようなことがないようにしないとさらに深刻になります。まあ、コロナ後でかなりいろいろと体制は変わるでしょうけど。