現金給付という効果は消費心理というよりも・・・

政府は5万円の現金給付を考えているようですが、消費がすさむ中での現金給付にワタミの会長渡邉美樹さんも今は現金だけが信用できるといったように現金を手元に置いておきたいという気持ちの心理をつくということもあるでしょう。

 

ということは消費という心理ではなくマスク、トイレットペーパー、アルコールといった消費財がなくなったときの不安心理を払拭するのと同じように手元に置いておくという不安心理を解消という効果が表れるということでしょうか。

 

しかし、今キャッシュレス社会を推し進める段階にようやく入った中でやはり現金の方が頼りというのは何とも皮肉です。オンライン学習、オンライン診療、オンライン株主総会とオンラインの効果、在宅勤務、テレワーク、リモートワークといった職場だけに限らない働き方の効果とピンチをチャンスに変えようとしている中でキャッシュレス社会は逆行してしまうのでしょうか?

 

手元に現金を置くという考えていけば消費者はより財布の紐を固く締めることでしょう。キャッシュレスということ自体が財布の紐を緩める心理効果があったそうで、個人金融資産1800兆円にメスを入れられるかもしれないという目算も少し下降するかもしれませんね。