ユニリーバが履歴書から性別をなくすという試みはLGBTにも有用だと思う。が、その後のことを考えると・・・

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この記事にあるようにユニリーバは履歴書から顔写真と性別をなくすという試みをしているようです。何と興味深い。就職活動で性別の情報は必要?という問いかけをしていますが、本音は有害?ではと問いかけているものです。性別のアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)が起こっているからです。

 

確かに納得できる。起こっていると思う。さらに私がこの取り組みで有用だと思ったのは男女という垣根だけではなくLGBTの人たちにとっての有用だと思ったからです。男女の枠に収まらないLGBTの人たちにとってはこの上なくこの情報が有害になってしまう。

 

それでは実際の面接の際には性別の話しをしてはいけないということか。書かないでおいてそれを聞くというのであれば同じことになってしまう。その人の本質を探るという取り組みを面接では必要とされるということか。

 

ただ気になったのは採用したは良いが性別を聞いてはいけないのだろうか?そこは疑問。どこまでが差別にあたるのか。採用した後は聞いても良いにしてもまたその後の評価においてバイアスがかかるのであれば聞いてはいけないことにならないか。この取り組みがどのような効果をもたらすかは興味があるが。