「サービスが先、利益が後」という理想の幻想

「サービスが先、利益が後」。故小倉昌男さんの経営哲学だそうですが、この理想はどの業界にあっても通じるものでしょうけど、それを遂行するのは難しいということでしょう。ヤマトはこの小倉さんがいた時はそれが出来ていたとしても、それ以降はできていないから今のようなことが起きているということでしょう。

 

つまり、後継者が育っていなかった。この後継者問題というのは今まさにいろいろな業種で問題となっています。後継者不足により赤字でなくても倒産となる会社が続々と出てくる可能性があるということが言われています。倒産にしなくても後継者となった人が無能だった場合には会社は思った通りの如く危機に陥ってくる。

 

アップルであればスティージョブズの後に能力的に揶揄されたティムクックはその後、業績を上げたため胸をなでおろしたアップルなのでしょうけど、革新性がないのではないかと言われています。今後の未来の後継者に望まれるものへの期待性がさらに多いからで、というのは時代の変革期が来ているからでしょう。

 

戻ってヤマトの話しですが、パワハラなどの映像が出て問題が浮上しています。従業員ファーストなんてもってのほか、利益だけ重視。サービスすらやっているのか疑わしくなります。利益追求だけしてどこに還元するのか。経営陣にだけでしょうか。それとも株主還元だけでしょうか。それとも株主にも還元しないのか。

 

ここで普通のやり方では戻ってこない気がしますが、どのようにするのかを見てみたいですね。