100年安心と2000万円の金融資産

夫婦が95歳まで生きるとして2000万円の金融資産が必要という試算の報告書を麻生太郎さんは受け取らないとしました。もうすでに本だったり識学者だったりがその手のことは言っていますし、大体は想定できていたことを報告書としてまとめたのを受け取らないということにグレーゾーンでこのまま曖昧な逃げとして行きたいのでしょう。

 

100年安心なんて言葉を信じる人はあまりいないと思いますが、一体誰がそんな言葉を発したのか。60年定年後に少し余生をしのげる程度だったのが今までの年金制度でそれがこの超高齢化社会でまるっきり変わってしまった。

 

100年人生というのもリンダグラットンさんが提唱したから世に根付いたわけでそれまではそんな人生など考えてもいなかったことでしょう。60歳が65歳になりさらに70歳へと向かう。年金支給がどんどんと上がるにつれ疲弊は少しずつ上澄む。

 

現役世代の給料のどれだけに当たるかの所得代替率も50%を切るかもしれない(つまり、現役世代の半分しかもらえない)と危惧されていますが、その計算が本来的にはおかしいとモノの本には書かれており、実際にはもうすでに切っているなんて書いてありました。どこまでグレーゾーンなのか。

 

つまるところ、はやくこれが安泰だとまやかしをくまされているところから離脱しないと高齢になってからでは遅くなります。そんなことをいうともう高齢者の人はどうなるのだ?ということになりますが。