G20の弱体化ではなく覇権国家の強化

G20の存在意義が問われるとよく聞きます。米中の貿易摩擦は留まるところを知らず、それに手立てを加えることもできないでいる。だから存在意義が問われるというのでしょうけど、そうではなくアメリカや中国の覇権が強くなり過ぎたということでしょう。つまり、G20の弱体化ではなく覇権国家の強化です。

 

今までのG20では裁ききれない事態にまで強くなり過ぎた覇権国家間にその寄せ集めといえば品悪いですが、それらがどのように歯止めをきかせるか。第二次世界大戦が貿易戦争の火種により起こったのであれば今回の貿易戦争が第三次世界大戦への入り口なのかということを考えてしまいますが、現在はサイバー空間が推し進める世界ですので昔とはまた時代が違うでしょう。

 

G20初の議長国になった日本ですが、日本はどれだけ世界各国に自らの立ち位置を示すことができるのでしょうか?弱いながらも主張はする、明確な日本でありたい。