これからは国内総生産(GDP)ではなく経済複雑性指標(ECI)が重要になる。

今日(令和元年6月8日付)の日経新聞マサチューセッツ工科大メディアラボ准教授のセザー・ヒダルゴさんが総合4面に記事を書いているのですが、この方はこれからは国内総生産GDP)ではなく経済複雑性指標(ECI)で国の経済成長を図るべきだと話していることに驚きでした。

データにより知識の成長度合いが明らかになってきた。私たちは国ごとの輸出財の多様性と特異性から『経済複雑性指標(ECI)』を作った。国内総生産GDP)のように生み出したモノの量ではなく、モノを生み出すための能力の指標だ。中東諸国は石油の算出によりGDPは高いが、多様なモノを生み出す能力は低くECIは低い

 これが日本は16年連続で1位らしいです。

boxil.jp

計算方法はよくわかりませんが、これを読んで私にはモノの量にもう縛られなくて良いのではないか?という転換点に思えました。人口減、労働者減、そして消費者減のこれからの時代に単なるモノの数量で売りさばくだけの時代は終わりを迎えたということです。いや、平成の時代に徐々に分かってきたことではありますが、令和の時代にこれが起点となるということかもしれません。