カネカ元社員のパタハラ問題と「男性」育休義務化問題

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カネカの元社員がパタニティーハラスメントに当たっているのではないか?という問題が浮上しているようですが、私はまず記事を見て、この会社は法律違反だけはしないようにしたということだと思いました。

 

そもそも育児休業を取れるようにしたのですら立派な会社だとすら思いましたよ。世間一般では育児休業など取れるはずもありません。法律で可能であるという問題とは別に。その中で仮に上層部がいやいやだったとしても取らせたというのはこの会社はまだ理解ある会社だと思います。

 

ただし、この会社はせっかくそこまでしたのに全てを台無しにするように育児休業終わりで転勤にすぐにしようとした。ここがこの会社が上昇するかしないかのカギだったのではないかと思います。企業とはただ法律違反をしないだけで良いという認識で終わるものではないのだという良い例です。

 

この問題を知ってか知らずか自民党の有志議員は男性育休義務化を目指すとのことです。この問題を取り上げるのであれば育休自体は取れています。その後の配慮がなかったために優秀だったかもしれない従業員と世間の評判を失ってしまった(レピュテーションリスクが高まった)。

 

しかし、この義務化は「男性」という視点に限っているので「女性」という項目をなぜあげなかったのか?が疑問です。全面的に義務化で良いではないですかと思いますが。