コンビニの瓦解が始まる。

コンビニの瓦解が始まりました。一つの起点はオーナーとの24時間オープンの問題です。オーナーに過度な負担が起きていることにすぐに対応しなかったどころか裁判にまで発展し、軋轢を生みました。圧力で抑え込もうとしたところが逆に疲弊の実態に気付き、セブンイレブンの社長が交代の事態にまで発展しました。

 

これは各オーナーにとっては奏功した事柄だったとは思いますが、これからオーナーになりたい人や今現在なっている人にとってはオーナーという仕事に対するインセンティブをかなり失わせるに足るものだったと思います。

 

また二つ目の起点として店舗数の限界によるものです。コンビニ各社は店舗数の増加が望めない事態に陥っています。利益率が低下しているためでこの頭打ちは次の令和の時代に響くことでしょう。今後は外国での出店で抗うことになるでしょうけど、日本ではこれ以上の出店は望めないことを考えると、更なる打撃は否めません。

 

そして、これらを総合してひしめくものが人口減です。消費者の数の激減、労働者の数の激減、消費税増税による消費意欲の激減、そしてスーパーなど他の小売・外食とのせめぎ合いの競争です。まずはいち早く24時間体制の見直しか24時間でも稼働できるように無人店舗を急ぐかにあるのかもしれません。