法曹資格取得2年短縮よりも予備試験との選択制にすれば良いのでは?

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法曹資格取得のための期間を2年間短縮できるようにする。最短8年弱かかるものが最短6年でよくなるということですが、迷走を極めたこの法改正に司法業界は驚きを隠せないのではないでしょうか?

 

法科大学院がどんどんと経営破綻し閉鎖せずにはおられない状況になり、法曹養成学校からただの数合わせのつぶれないための学校となっている現状に打破する方法が今回の方法です。

 

そもそも法科大学院出の人がもともとの司法試験出の人との質の差が問題視された中で法科大学院自体の存在意義が問われていたと思います。そこで抜け穴として浮上していたのが予備試験制度です。

 

予備試験制度は時間的・金銭的に余裕がない人が条件だったと思いますが、逆に言えば時間と金銭をすっぽかしてすぐに司法試験受験資格を取得できる強力な試験制度です。条件付きだったのにそこに行く人の割合が増えてしまったため法科大学院の存在意義が問われてしまったわけです。

 

そこでの2年短縮の今回の問題ですが、どうでしょうか?私は法科大学院をもっと淘汰して必要な数、必要な質を備えたものに限定し、予備試験は予備試験で受けたい人は受けられるように選択制にすれば良いのではないかと思います。