買い替え需要とモノづくりの狭間に

携帯電話の新商品が出るたびに買い替える。買い替えるようにするために新たな機能をつけ目移りするようにする。しかし、その新たな機能も出尽くし興味がいかなくなれば買い替え需要は減る。そこに頭打ち感が出てくるわけです。

 

では新商品に移行するために既存の物の持ちが短くなるようにモノづくりされているのであれば買い替えた方が良いといことになります。そこを狙ってのモノづくりであるならば何年も持ちます!と製品に対するインセンティブはガクンと減るし、モノづくりに対する矜持も失せる。モノ離れに移行するのも時間の問題ではないでしょうか。

 

モノを大事にするということをこの経済成長・優先方式は阻害する。経済成長を目指すのであればそのジレンマにのらなければならない。でも心では何年でも持つ耐久力のある製品を望んでいる。この矛盾のさなかで心がすりきれていってしまなわいか。

 

アップルもそうなのではないでしょうか。今アップルで起こっているのもそういうことなのではないか。