G20の不確かな効果

G20の首脳会合では「反保護主義と戦う」との文言を入れることができなかったとのことです。アメリカに屈したわけですが、来年大阪で開かれるG20の首脳会合ではアメリカにとってはその流れでよりくみしやすいことになりました。

 

気候変動問題ではアメリカは国際枠組みパリ協定から離脱すると言っております。TPPにも離脱し孤立を深めているのにこの強気な姿勢。これだとまだまだ貿易戦争は続きそうな予感がします。

 

このG20というのも先進国であるG7に対する発展途上国を加えた国という図式がアメリカ、その下にアメリカを抜いた6国でその下に発展途上国という図式にも見えます。とはいうものの経済規模2位の中国が発展途上国というのも何かおかしい気がします。ロシアだって。

 

この力関係の入り乱れた構図が複雑にしている気がします。