デフレからスタグフレーションへ

物価が上昇しているのにも関わらず賃金が上がらない、ということはデフレからは脱却し、スタグフレーションに変わったということなのだろうか?でも物価上昇2%には達成せずということで日銀は金融緩和政策を長期化する方向に入った。ということは物価自体はまだまだ上がっていないからもっとあげるべきだということなのか。私は専門ではないのでよくわからない。

 

賃金が上がらなければ国民は消費に回らない。それなのに物価も上昇しているのであればなおさらである。このジリ貧に私たちは財布の紐を固くしめる。が、そこにダムの放流のような動きを示すのはキャッシュレス社会の到来であろうか。日本ではまだまだ2割ほどだというが、これが推し進められれば文字通り財布ではなくなるため紐をしめるもなにもなくなってしまう。

 

来年には消費税もあがるだろう。それまでに対策はあるか、対策はあってもそれは功を奏するか?そもそもこれだけ賃金が少ない生活になれた私たちが少しぐらい賃金があがったぐらいでそれが消費に回るものかどうかも疑問である。さらに言えばモノへの興味が薄れてきた世代に消費喚起は見いだせるだろうか?