日本におけるライドシェアの規制とロボタクシーの未来

ソフトバンク孫正義さんが日本のライドシェア禁止に憤りを感じているようです。そうなるでしょうね。孫さんでなくともそう思っている人はいるかもしれない。でも、タクシー業界にとってはただでさえ苦しいのにそこに参入されてはどうしようもなくなってしまいます。岩盤規制というのは既得権益を守るということの他にその人たちの生活、人生を守るということも含んでいるのかなと思います。

 

今、欧州連合EU)と日本による経済連携協定EPA)や環太平洋経済連携協定(TPP)による関税ほぼ撤廃でいろいろな海外の輸入品の参入が予想されますが、喜ぶ企業がある中、苦しむ企業が出てきます。これもそれと同じなのかなとふと思いました。

 

ところでイスラエルのモービルアイのアムノン・シャシュアCEOは運転手のいないロボタクシーに必要な技術は20年に実現でき、21年頃には基本的には運転手の対応が不要なレベル4や完全自動運転化したレベル5の自動車を送りだせるだろうと言っています。ということはそんなことももう問題にならないということになるのでしょうか。

 

ハハハなことですが、そうは問屋が卸さないかもしれませんね。自動運転はウーバーテクノロジーズやテスラモーターズが失敗したりして死亡事故が起こっていますから。開発事態の問題を言っているのではなくてこういうことが起こって遅れるのではないかと。