依存症と賽の河原の石積み

ギャンブル依存症対策法が、6日に参院本会議で可決、成立しました。この依存症にかかる人が増えるという前提でのこの対策法はカジノを含む統合型リゾート施設整備法の気休めでしかありません。言うなれば、反対する人たちの気を沈めるためにもうけられたものでしょう。

 

究極の対策は依存症の人を増やさないことです。カジノを作らなければ良いのです。観光立国の旗印を掲げていることですし、念頭には一も二もなく経済活性化、景気向上しかありませんのでカジノ法案ありきの考えしか出来ないのでしょう。

 

経済効果がこれで発展したとしてその人らの何割が依存症にかかるでしょうか?その人らが依存症から脱するためにどれぐらいの費用と時間がかかるのでしょうか?賽(さい)の河原の石積みは何度石を積んでも鬼が最後の方で壊すため無限地獄に苦しむようです。そんなことを想像してしまいました。