滋賀県知事選について

6月24日に滋賀県知事選挙があります。新人の近藤学氏は1期目4年間の三日月大造さんの県政を問うため出馬したとのことですが、出馬の理念はそうあるべきでしょう。確かに大戸川ダムに関してはよくよく議論すべき問題です。立ち退きまでされたのに10年近くも事業凍結されているこの問題をどうするか?そこは問われるべきです。

 

しかし、近藤さんはアベ政権に対する反発ということを第一の政策に書かれていました。そこは少し論点が違うような気がしました。確かに今回の三日月さんは与野党入り交えた応援がなされているようですが、三日月さんはもともと民主党の方であります。確かに今の自民党ひいては安倍政権の体たらくは誰もが見て一目瞭然ではありますが、今回は国政ではなく県政です。それはそれとしてあるとして別の視点で今回は見る必要があるのではないでしょうか?

 

次に近藤さんは中学まで無償化をうたっています。また、返さなくていい奨学金原発反対にダム建設反対など理想としてはもちろん良いです。それを理想は理想としてそれを実現するための代替のものは?という疑問が必ずついてきます。代替財源についてもそうです。その一つの手段?なのか一つ気になったのが書かれていた「地域通貨」です。

 

この地域通貨とは何なのでしょうか?昔の池井戸潤さんの小説に「架空通貨」というのがあり、それはある町でだけで通貨を発行することができ、その町で流通するのですが、それが膨張して歯止めがきかなくなり、発行元が倒産したりとボロボロになっていくという話しでした。こんなことが起きるようなことではないですよね?よくわかりませんが。

 

あと、三日月さんの政策は近藤さんと張り合うというような感じではなく、大量に長々と献立を見せられて、良いところだけを見せているというような印象を感じてしまいました。ある意味、煙に巻くというか。

 

今回の選挙では18歳と19歳も選挙権に含まれます。どれだけの人が選挙に行くのか分かりませんが、どうなるでしょうか?

 

非共産対共産という構図もあります。いろいろと分かれるところがありますが。