いつからこうなってしまったのか。

神戸製鋼所の製品データ改竄事件で、部下に改竄を中止するように指示したのにも関わらずその後も続いていたことが分かったそうです。もうお分かりでしょう?ダチョウクラブの熱湯風呂のくだりで、押すなよという言葉が押せよの合図と同じように言葉ではするなよと指示していますが、しろという圧力がもちろんあります。だから、工場トップはそれを黙認するのです。

 

忖度だ忖度だと話題になりましたが、これはもう忖度ではありません。言葉にしない強制命令です。だから、トップはそんなことは言っていませんと突っぱねて逃げられるわけです。思い浮かぶ顔がありますね?日大の元監督や首相です。

 

上は責任を取らない手法をいつから始まったのでしょうか?

 

つまり、恥の文化の劣化ということですか。部下のミスは´´たとえあずかり知らぬことだとしても´´トップとして責任を取る、なんて気概は全く損なわれてしまったばかりか部下に責任を押し付け、自分のはあわよくばなんてどころでなく自分だけはその位置に何とか残ろうとする。だから、あんなぐたぐだな日大問題の長く続いたぐたぐだな記者会見だったのでしょう。

 

とかげの尻尾切りのように人を切る。まるで湯水のように湧くとでも思っているのは人減らし政策まで実行した昔の時代の名残が今も延々と続いていることを示唆しています。でも、今では手のひらを返したような対策に目くじらたててしまいますが。売り手市場だったり、少子化対策だったり。

 

もうちょっと国民を大人扱いしてもらいたいものですね。形だけ大人にした18才成人への引き上げみたいなのではなくて。