OREO's diary

リベラルとは何かについて

保守に続いてリベラルについて書かれているので引用します。

 

保守と立憲(中島岳志著P14から引用)

一方、現代的な意味での「リベラル」という観念は、ヨーロッパにおいて宗教対立を乗り越えようとする営為の中から生まれたものでした。十七世紀の前半、ヨーロッパは三十年戦争という泥沼の宗教戦争カソリックVSプロテスタント)を経験しました。ヨーロッパ人は宗教的な価値観の違いをめぐって、約三十年にもわたる戦争を行ったのです。この戦争が終結した時、これ以上、価値観の問題で争うことを避けるため、異なる他者への「寛容」の精神が重要だという議論になりました。この「寛容」が「リベラル」の起源です。自分とは相容れない価値観であっても、まずは相手の立場を認め、寛容になること、個人の価値観については、権力から介入されず、自由が保障されること。この原則がリベラルの原点であり、重要なポイントとなりました。

 

それからこれは目からうろこだと思った部分を引用します。

P8から引用

大切なのは、自己の正しさを不断に疑い、他者の多様性を認める姿勢です。異なる見解の人に対してバッシングをするのではなく、話し合いによる合意形成を重んじ、現実的な解決を目指す態度こそ重要です。

 

私はこのような態度こそ「リベラル」の本質だと思っています。そして、「保守」の本質だとも思っています。リベラルの反対語は「パターナル」です。「保守」ではありません。「パターナル」とは「父権的」と訳されるように、相手の意志を問わずに介入・干渉する態度を言います。「強権的なウヨク」も「教条的なサヨク」も、基本的にパターナルです。いくらリベラルなことを言っていても、態度がリベラルでなければ意味がありません。

 

保守とリベラルについて引用しましたが、あなたはどちらでしょうか?どちらであってもそれは尊重する寛容さが必要ですね。