内部留保を賃上げに使えないという部分に疑問点

ネットで見ていると内部留保を賃上げには使えないということが書かれています。内部留保は株主から預かっているお金だからという理由のようですが、私は通常であればそうなのかもしれないと思いつつ企業は内部留保をかなり”貯めている”ということにまた別の思惑があると思うのです。

 

サービス残業であったり、非正規の増加であったり、法人税の引き下げであったりがその”貯めてこられた”理由だと思うのです。私は賃上げをしろとまでは言いませんが、残業であったらきちんと残業代を割り増しで払う、有給休暇などの休暇は取らせてその時間に消費させるということが経済成長に必要ではないかと思うのです。

 

先の選挙では希望の党小池百合子さんが内部留保に課税をと声を上げたわけですが、落とされました。そして、今回、安倍さんが賃上げをと声を上げているわけですが、そんなに税金税金とうるさく言うのであれば法人税が下がったアメリカに逃げるか、なんて思う企業も続出しますか。ましてや、アメリカはアルミ・鉄鋼に高い関税を設けるようですから。