女性の健康寿命と平均寿命の差について

厚生労働省平成28年健康寿命を公表し、男性72.14歳、女性74.79歳であるとしました。新聞記事では健康寿命と平均寿命の差が小さくなったと好印象で書かれています。平成22年からの結果で差が縮まってきたと書かれていますが、差としては1歳の差もなくコンマなんぼの世界です。

 

私が気になったのは女性の方です。男性の差は9歳から8歳ですが、女性は12歳の空きがあります。つまり、女性は総じて男性よりも健康でない年数が男性よりも3、4歳も多いということです。それはどういう理由なのでしょうか?

 

長く死なないといえば聞こえはもちろん良いですが、健康でない状態で生かされているといえば聞こえは悪くなります。でも、だからこそ健康寿命を平均寿命に近づけようとしているのでしょう。

 

いや、まずは長く生きること自体が大事で、長く生きなければ健康寿命もその長く生きる平均寿命に合わすことが出来ないではないか?という考えもあるかもしれません。このデータをそれぞれがどう見るか、ですね。データを見て、ほ~そうか、で終らせないためにデータはあるのでしょうから。