箱ものつくってすぐに壊すことにはならないか?

京都で空前のホテル開発ブームが起こっているそうです。2020年に訪日観光客4000万人を政府が目指しているのに京都では宿泊施設の需要が追い付いていない現状があることによる示唆ということです。供給過多で良いと考えているホテル運営の社長もいるそうですが。

 

需要と供給の問題だけに頭を費やしているようですが、箱だけ作っても内容が充実しないことには誘致へとはいかないものです。つい最近テレビでホテルで働く従業員は昔は掃除なら掃除、ベッドメーキングならベッドメーキングと分担していたようですが、今ではどれも兼任して作業する上に人が足りていないし、外国人が従業員として働くようになってきたとのことです。人手不足は切実な問題と発展してきました。

 

おもてなしを掲げる日本で外国人におもてなしをしてもらう。文化が違うため中々難しい面があります。というのはこれも少し前の話しですが、中国の5つ星ホテルでトイレ掃除に使う雑巾を洗面所などにも使用し、ベッドも特にあまり替えもしない。それが中国の文化といえば文化なのかもしれませんが、低いレベルだと誰もが感じます。そういう人たちにそれを教え込むのは難儀ではないでしょうか。

 

これからは民泊も増えてくることを考えてホテルの需要をあまりに増やすことに人手不足と需要過多の問題が更なる追い風となります。箱ものつくってすぐに壊すなんてことにはならないでしょうか。