日本の総労働時間の虚実ない交ぜな結果に。

京都新聞のコラム「AIの人間超えは困難(平成30年1月30日付出口治明)」に以下のことが書かれていました。

 

日本では過去20年間、企業の正社員の年間総労働時間は欧州の先進国に比べ、500時間ほど長い約2千時間で横ばいが続いている。だが、日本の実質経済成長率の平均は、欧州先進国の半分の1%程度だ。

 こういう内容のことを良く目にします。その度に思うのは賃金として顕在化された労働時間であり、サービス残業のことは計算されていないのだろうなってことです。まるで潜在的待機児童が無視されているかのような感じと同じです。

 

実際にはもっと生産性は低い。それを賃金に反映させず従業員は隠れた苦しみを味わっている。その隠れた不満は何かに影響を受けているとしか思えません。何かとは家庭での軋轢だったり、自己への葛藤だったりで、それが経済にも影響を及ぼしたりしないのかと疑問視してしまうのですが。