祈りの幕が下りる時の映画を見てきました。

東野圭吾さんの小説「祈りの幕が下りる時」が映画化され、今見てきました。加賀シリーズの作品ですが、あの親子で犯罪行為に手を加えながら苦しみ続けた長い年月、そして隠し続けた長い年月を思うと、東野圭吾さんの小説「白夜行」やその続編とされる「幻夜」と似通ったものを感じますね。「祈りの幕が下りる時」は以前、小説で読んでいますが、大分立っていますので思い出しながら見てはいましたが。

 

特に親子で壮絶な人生を繰り返し、お互いに慰みあっていた部分は何度か泣きそうになりました。と同時に何らかの怒りも芽生えてきます。一体何に私は怒りを覚えるのか?男を作って借金背負って、その借金を夫や娘に負担させとんずらこいた母親か。それともこういう社会か。

 

単純な犯罪ではないこういう犯罪に対して私たちは何かを考えないといけないのかもしれません。