働き方改革における一番の問題は?

最近はやたらと働き方改革が叫ばれるようになりました。過労死まで出てしまったから少し論点が変わってきた感じがありますが、この問題で一番何が問題となったのか?何が分かったのか?と言いますと、日本の生産性の悪さだと思います。

 

働けるだけ働いて、時間を仕事に使うだけ使うことによることが効果を上げると勘違いしてしまったことに今まで気づけなかったわけです。そうではなく、いかに短い時間で効果を上げるかを考えるかが重要なわけで、そこに何故今まで取り組んでこなかったのでしょうか?

 

それが今書いた「勘違い」にあると思います。好きが高じて時間を忘れたということが誰にもあると思います。それが仕事へとごっちゃまぜになったのではないでしょうか?夢ばかり語る経営者が多いと思いますが、下の者は生活苦にあえいでいる。生活苦にあえいでいるというのはお金だけではありません。家庭の用事、地域の用事、子供がいたら学校などの用事とさまざまにあります。

 

子育てもそうで仕事だけに「好きが高じて」なんてできません。ましてや責任がのっかっているのですから。そして、そこを裏手にとったのがサービス残業でしょう。生産性の悪さの最悪パターンです。たいていの会社がそれをしているのでしょうけど、その会社は生産性の悪さを自覚しないといけないです。

 

サービス残業なので計算上は生産性の悪さは世に出ないでしょうけど、その不満は従業員に確実に蓄積されています。その不満が日本人に蔓延して膨れ上がっていつ破裂してしまうのか気が気でなりません。