ゴッホの贋作者と声優

今、芸術新潮2018年1月号を読み始めたのですが、特集として「世にも奇妙な贋作事件簿」とあります。その中でイギリスの贋作者ジョン・マイアットのことが書かれていました。

 

ゴッホだったり、マネだったりいろいろと贋作を書いて商売をしていたようですが、逮捕されて出所後、もう二度と絵を描く気はなかったそうですが、捜査を担当した刑事がその才能を合法的に使うべきだとして家族の肖像画を注文したことからまた絵を描くようになったようです。そして、今では正真正銘のフェイクと銘打って健全な贋作での商売を始めたようです。

 

これを読んでいましたら、アニメの声優のことが頭に浮かんできました。ルパンだったり、ドラえもんだったり、今まで有名になり過ぎたアニメのキャラの声がその人をまねて今では代わりの声優の方が声を担当されています。

 

今は亡き才能ある人のものに触れたい。そういう思いが募って商売になったのだとしたらそれはそれで必要なことなのかもしれない。写真に写っているゴッホの贋作の絵などはゴッホの絵と言われたらゴッホだろうとしか思えないぐらいのクオリティーの高い絵でした。