映画「愚行録」を見てきました。

映画「愚行録」を見てきました。貫井徳郎さんの小説を映画化したもので、小説は大分前に読みましたが、映画ではどうなっているのでしょうか?印象としては少し暗めのトーンの背景にヴァイオリンの音がその暗さ、辛さを増すがごとくになっています。

 

悪人を悪人にならざるを得なかった人が殺してしまったと言葉で言えば簡単な表現ですが、そこにはいろいろな複雑な関りが交じり合っているところに難しさや気持ちの整理のつかなさを感じてしまいます。

 

人間というのは何て醜い生き物なのだろう?という根源的なものも感じますが、これが貫井徳郎さんの神髄を表しているのかもしれませんね。