今の時代は義務と自発的行為との転換期

今の時代は義務と自発的行為との転換期だと思います。義務で人を動かした時代から自発的行為から人を動かす時代になったということです。つまり、義務では今は人は動きません。自発的行為に委ねるしかないわけです。

 

まずなぜそうなったのか?私が思うには裕福になったことを起点に自由度があがったからではないかと。また、情報の多寡が左右されます。赤信号みんな渡れば怖くない、です。民主主義の弊害捉えるのか、おかげと捉えるのかは人それぞれですが、声をあげやすくなりました。

 

セブンイレブンの本部とオーナーの問題も声をあげやすくなったからでしょう。まだ過渡期で勝てそうになさそうですが。情報が多くなればなるほどそれと比較します。比較して自分はなぜそれに比べてこんなに劣っているのかと憤慨する。義務の崩壊が起こるわけです。

 

出生率に関してもそうです。出生率を上げるためには義務では今の時代はダメなわけです。自発的行為に望まなければいつまでたっても増えません。自発的行為に発展させるためにはこれが当たり前という概念を覆し、社会はその受け皿を作らなければそっぽを向かれるだけです。

 

女性の社会進出、男性の家庭進出、そこに差別はあってはならないという考えを推し進める中でジェンダーレスも段々と増えていることには違和感を持ちます。違和感というのは解決策を推し進めているにも関わらず、ジェンダーレスでは男女それぞれの魅力が薄れ、結局、結び付かない方向に行くのではないかということです。

 

どこまでこの転換期を推進し、歯止めをどこに置くかですが。

日本と台湾のなれあいにからむ中国

台湾総統選で蔡英文さんは再選を果たしました。蔡英文さんはこの喜びをツイッターで日本語で書かれたそうですが、これは何を意味するのでしょうか?台湾は親中と親日に分かれる中で親日であると見せる、いや親中でないと見せることへのブラフなのではないか。

 

なぜ彼女が再選を果たすことができたのか。それはこれだけ香港でデモが続き、中国の支配下に置かれたくないという苦しみを同じ状況にいる台湾が正当な選挙という手続きで反抗したということでしょう。

 

これが新疆ウイグル自治区のような扱いになれば目も当てられない。他の立候補者が当選しなかったのはこの民意を探ることができなかったという失敗でしょう。

 

で、日本はこれをどう見るべきなのでしょうか?

 

心では称賛をして表面的には一歩引いた立ち位置で見るべきなのか、それとも積極的に台湾によりそうべきなのか。どちらにしろ中国はあらゆる手を使って、虎視眈々と狙っていることは間違いないでしょう。

私の価値観の棚卸

bunshun.jp

私の地域にはこの「いきなり!!ステーキ」がないので名前でしか知りませんでしたが、この閉店数の多さにカニバリーゼーション(自社内での競合)があげられていることに気になりました。

 

ドミナント方式で近くに店舗を作り、他会社を排除する役割を強化する中で自社内での独占が閉店にまで及んでしまった。これは単純な見方であろうし、それだけでなく人手不足が絡んだ上での、また消費税増税、軽減税率での中食移行のすみわけ、経済停滞による財布の紐の固さなどはあるでしょう。

 

いやそもそもこれからの時代に店舗数で競い合うことに勝算はあるのでしょうか?

 

立ち食いというスタイルが私には今の時代のスタイルを物語っている気がします。ゆっくりする気がない。テレビで家を持たない新しい暮らしとしてアドレスホッパーというのをやっていたのですが、そういう時代なのかと。

 

私の価値観はそこにどうしても追いつくことができないでいます。せいぜいそういう人たちがいるということを認め、受け入れることぐらいです。シェアリングエコノミーもそういう類の発生でしょう。

 

私の価値観の棚卸は長い時間がかかりそうです。

郵政民営化の失敗うんぬんよりも。

かんぽ生命の保険商品不適正販売問題、日本郵便の年賀はがき転売問題、ゆうちょ銀行の投資信託不適正販売問題という事態が出る中で郵政民営化というのはこういう問題を引き起こすのかと斜めから見ている状況です、私としては。

 

では郵政民営化が失敗だったのか?と言えば、いやこういうことは膿を出すということでやって良かったのではないかという思いと共に、今特にブラック企業の問題が取り上げられている中でこの問題と共に考えていかないといけないことであり取り組むべき良問だったでしょう。

 

ノルマというものはそんなに悪いことなのだろうか。私はそうは思いませんが、紙からデジタルの時代に移っている中で紙にこだわっているところに私は問題があると思います。紙を減らしたいのですよね?使わない社会にしたいのですよね?それをもともと国の期間だったものがあくまでこだわっているところに時代に逆行している。

 

そこの軋轢で苦しんでいる職員がいる。上は下がやったことといつも切り捨てますが、そんなあいまいな方向性で下はついてきません。紙を使わないことでコストも減らせるのではないか。それを金券ショップに頼らざるを得ないし、それを黙認している上も上ではないか。